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なぜ着物レンタルなのか

2018/04/10(火)

着物に限らず、女性の洋服は季節、年代、シチュエーションによって変化していきます。

普段着が着物であった時代と、洋服である現在とは、用途も保管方法もまったく違います。

日本人の生活や気候には、昔から着物がフィットしていて、衣替えの時期や、収納家具など、理にかなったものでした。

ところが、今では、特別な時にだけきる着物になってしまっているので、購入したとしても、自宅で保管が難しくなっている現状です。

本来は嫁に出たら、まず留袖を作り、歳を重ねるごとに新しく仕立てあげていたものでしたが、現在では正絹の留袖を新しく仕立てあげると、かなり高価になり、お手入れも大変なため、なかなか小物も含めて手元に置いておくことができなくなってきています。

そこで、貸衣装やさんが、活用されてきていたのです。

着物のお手入れや保管に関してはプロ中のプロですし、様々な種類を置いているため、容姿、年代、シチュエーションに合わせて選択することができ、同じ貸衣装やさんでもおいている留袖の柄は千差万別。

古い柄の着物は処分して、定期的に新しい着物に入れ替えるので、新鮮さもあります。

また、必要な小物を揃えてくれ、式場、会場の提携店なら、その場に用意してくれて、また、その場で脱いで帰っても問題ないです。

自分で着物を購入し、お手入れ、保管の面倒くささと、貸衣装やさんから借りて、楽に着物を着る。

どちらを選ぶかでいうと、普段着で着物を着なくなった、日本人は後者がどんどん多くなっていきました。

もちろん、自宅に保管場所もあり、お手入れもきちんとできれ、着物を着る機会が多い人ならば、購入して(もちろん財力も必要ですが)自己管理するのが一番ですが、現代で、どれくらいそういう女性がおられるでしょうか。

冠婚葬祭において、着物を着る機会がどれくらいかによりますが、3回~10回くらいならば、間違いなく、貸衣装やさんで着物を借りることが一番いいと思われます。

もちろん、品質がよくて、安い貸衣装やさんで。



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